スタッフの皆さんに感謝を

先日紹介した3分ゲーのクリエイティブさに感化されて、私も何か作ってみたいなぁと思案中です。性格が飽き性なのと、最近集中力が異常に欠如してるのと、私の文章力がアレでソレなのとで、おそらく…というか絶対に完遂はできないと思いますが(苦笑)
まぁゲームを実際に作るのって興味があったので、とりあえず見るだけ見てみるかとAmazonで評価が高かったノベルゲームのシナリオ作成技法って本を購入。私もろくに紹介文を見ずに反射的に購入したので、本が手元に届いてから初めて知ったんですが…この本、なんと涼元悠一氏が執筆しています。というか涼元さん、keyを退社されてからどうされてるか心配していたんですが、何してるんですかw


本の内容はというと、実際のプロの現場でエロゲ(ギャルゲ)がどのように作られているかってところから始まり、アイデアの纏め方・キャラのネーミングや設定・世界観の定め方・基本的なシナリオの書き方などなど。涼元氏が実際にどのように製作を行っているか、最初から最後まで丁寧かつ具体的に解説されているので、右も左も分からない私みたいな初心者の方には非常にお勧めできる内容だと思います。
私も実際にやってみるかは分かりませんが、プロの現場で実際にどう作品が作られているかを知れただけでもこの本を読んだ甲斐があったなと思います。と同時に、作品の製作って本当にチームワークが大事なんだなということを感じました。ライターや原画家さんにのみスポットライトが当たりがちなこの業界ですが、それ以外の製作スタッフの方にも私達プレイヤーは敬意を払うべきなんだなぁと反省しました。
いや、本当に読んでいるだけで涼元さんの苦労が伝わってくるんですよ。「文章は一行書くごとに上書きしろ」「(デバッガーに対して)愚直な客であれ、有能な店員であれ」「『いいもの』と『受けるもの』は根本的に違う」など、生々しいくらいに実感がこもった体験談だったり。というか愚痴っぽい文章もちょこちょこ混じっていたり(笑)泣きゲーにやや批判的な意見を述べている箇所なんか、名指しはしていないものの、その批判内容がまんまCLANNAD*1までのkeyの路線を示していて、退社の件なんかはスタッフ内での揉めごとがあったんだろうな…なんて邪推してしまいます。


そういった指南書以外の要素も楽しめたので、創作に興味のあるエロ(ギャル)ゲーマーの方は是非読んでみてはいかがでしょうか?かなり面白かったですよ。いろんな意味で。


あとそれ以外ではコードの勉強もしています。ケーブルじゃなくて音楽のですね。クラシックピアノではCやらGやら使ったことなく、メロディに和音をつけるにも某のだめみたく感覚だけを頼りにつけてたんで、こうして理論的に音楽をするのも新鮮で面白いです。
まだドミナントサブドミナントってなんぞや?ってレベルなので時間はかかりそうですが、いつか作曲なんかもできたらいいなぁと思ってます。



…実際のピアノの腕はどうなったか?それは聞かないお約束( `・ω・´)

*1:リトルバスターズは未プレイなんでよく分かりませんが