犬の散歩中のワンシーン

(いつも散歩に通っている草むらで、遊んでいる女の子2人と遭遇)
私「こんにちは〜」
幼女A・B「こんにちわ!!」
(幼女達の手には箱の上に載せられたショウリョバッタ×3)
私「お、バッタじゃん。大きいの捕まえたね」
幼女A「私が2匹で、Bちゃんが1匹捕まえたんだよ」
私「すごいねぇ。でも箱に蓋をして置かないとバッタ逃げちゃうんじゃない?」
幼女B「大丈夫だよ」
そう言いつつ、幼女は箱の中から一匹のバッタを取り出して私に見せてきた。
バッタを触るのも何年ぶりだろうなぁと、ノスタルジックな気持ちになりつつ観察すると…何かおかしい。
そう、足が4本しかないのだ。他の2匹も見てみると全部足が4本しかない。
私「あれ?このバッタ足が2本ないけどどうしたの?」
幼女B「箱に載せてもぴょんぴょん飛び出して逃げちゃうから…足取っちゃったの
私「…それはバッタがかわいそうじゃないかな?バッタだって痛いんだよ*1。2人とも自分の足を引っ張られたら痛いでしょ?」
幼女B「そうかな?」
幼女A「だってこいつら足が簡単に取れちゃうんだもん。取れるって事はいらないってことじゃないの?
私「でも可哀想だよねぇ。寝てるときにバッタの幽霊が出てきても知らないよ?」
幼女A「私幽霊信じないもん」

そう言って2人は家の方に走って行った。



子どもって残酷だなぁと感じた日常の一コマでした。
私もトンボを採った後、猫に食べさせたり*2、羽を毟って羽無しトンボにしたりしてたなぁ。今考えると相当むごい事ですけど、当時はそれが何故か面白かったんですよね。
森だらけだった私の家の近所も、温泉や住宅地の開発でコンクリ野原になっちゃったんですよね。けど、こうして虫と遊んだり秘密基地を作ったりする程度の自然だけはこの先も残しておいて欲しいなぁと思うんですよ。


とりあえあず、足をもがれたバッタ達に合唱(-人-)

*1:昆虫には痛覚がないってのは知っていますけどね

*2:トンボが好物な変な猫だったんで(--;