Succu!!感想

というわけで、先日終えたSuccu!!の感想を書いてみました。作者である豪腕はりーさんも見てらっしゃるようなので、次回作の参考になるように書いてみました。愚にもつかない感想ですが、少しでもお役に立てれば幸いです。


良かった点、少し気になった点、悪かった点の3つに分けて書いています。

◎良かった点
☆テキスト
漫才の如く進む会話シーンは相変わらずお見事。そこでそう例えるんかい!と突っ込みをいれたくなる的確な比喩表現は、まさにビックリ箱。くるぞくるぞと構えていても、やっぱり笑ってしまうんですよ。はりーさんの博識さとセンスに脱帽です。


☆シナリオ
タイムトラベルをネタにした場合にありがちなネタですが、既視感を感じさせずにしっかりと描ききり、かつコンパクトに纏まっていますね。


☆本当にレヴィの声でした
日記で聞いてはいたんですが、本当にBLACK LAGOONのレヴィそっくりの声でびっくりしました。出番自体はそう多くはないんですが、レヴィの声でドンパチやHシーンを見れただけでも、この作品を購入してよかったと思えました(´ー`)


☆日本編での伏線の使い方(ネタバレ反転)
なぜエージェント用のサイバーダインが過去に来ていたかという伏線。並行世界のバッドエンドの結果が、過去の流れに影響を及ぼしたという答えは面白かったです。マルチエンド形式をとれるエロゲーならではの演出ですね。
(反転終了)


△減点要素にはならないが、ちょっと気になった点
☆デザイン
これはキャバ嬢の時にも思ったんですが、トップページのデザインなんかはもう少しどうにかならなかったのかなぁ…と。こういった手作り感も好きですし、同人作品を商業作品と比較しようとも思いません。しかし、そういった安っぽさを消して、作品全体の雰囲気作りをすることもシェア作品である以上は重要なことだと思います。


☆テキストの色字強調の過多
重要な単語、伏線となる語句を色字で強調したりするのは効果的だと思うんですが、通常の日常シーンまで何回も使われると少々ウザったく感じました。


☆Hシーン
これは単に趣向の違いなので軽く聞き流して欲しいんですが、声優さんの演技があまりにもリアルというか地というか、ボイスだけ聞いているとエロゲーというよりAVな感じがするんです。特にイっちゃうところなんかは「いぐぅ〜」と、本当にこの人もイっちゃってるんじゃね?ってぐらいリアルなんですよ。
AVじゃなくエロゲのエッチシーンをおかずとして使っちゃうのっていろいろな理由があると思うんです。そこへ至る過程を楽しみたかったり、現実じゃ叶えられないシチュエーションだったり、3次元の女性じゃ勃たないって人だったり。言っちゃえばエロゲのHシーンってある意味理想の塊みたいなもんだと思うんですよ。そういった二次元の理想郷にかなりリアルなボイスが入ってくると、イメージのバランスが崩れて萎えちゃう気がするんです。
単に私が本作の声優さんが合わなかっただけかもしれないし、この意見自体自信持って言えるようなもんじゃないんですが、そう感じたことも事実なのでとりあえずここに書きとめておきます。



×悪かった点
☆コンパクトに纏めすぎたせいで、描写不足の箇所がいくつかあった点。特に日本編のミルシェルート。

ミルシェルートはラストへの持っていきかたは綺麗だったんですが、中盤あたりに物足りなさを感じた箇所が多かったです。具体的に言うと…
(ネタバレ反転)
仙太郎がミルシェに好意を持つようになった過程。
ミルシェが人の気持ちを理解できるようになった過程。
あとわがままを言えば、ぴあのルートでの仙太郎とお雪のエピソードをもう少し掘り下げて欲しかったです。
この物語自体が壮大な舞台設定なので、この短さで纏めちゃうのは無理があるし勿体無いなぁと私は思いました。日本編では一週間の期間という設定を作ったわけですし、一日ずつ描いて、日本編だけで一作品にしちゃうもいいんじゃないかと思うんです。ここらへんは製作期間の問題なんかもあるかもしれませんので、あまり言うのも酷かもしれませんが(−−;
(反転終了)



以上です。ぴあのの過去等の伏線が未回収なので、続編はまだあるのかな?楽しみに待ちたいと思います。もし私の読み落としならすみません(^^;)何はともあれ、これからも製作頑張ってください!!